ToshiYasuiBlog

慶應義塾大学大学院システムズデザイン・マネジメント研究科の教員である筆者が、ポストシステム思考・ポストデザイン思考の研究教育のさまざまな試みを自省しつつ、日々の振り返りとして書きつづる

慶應SDMのデザインプロジェクト、今年も春爛漫のなかスタート !

慶應SDMの保井です。慶應SDMの看板科目「デザインプロジェクト」が今年も春爛漫の中、スタートしました。履修生たちは半年強をかけて、「システム×デザイン思考」のエッセンスを学び、企業や公的機関のプロポーザーから頂いた社会課題の「お題」について、社会実装めざしてソリューションをデザインしていくことになります。下の写真は宇宙システムなどシステムズエンジニアリングの大家五百木誠先生が、ブレインストーミング中の学生たちを指導しているところです。


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この科目は講義と演習の組み合わせで、Project-Based Learningの最適形。授業は隔週土曜日の午後から夕方ですが、学生たちは実際にプロジェクトを回していくために、一週間のかなりの時間をこの科目に費やすことになります。でも、手ごたえ十分とばかりに、学生たちの笑顔が印象的です。

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4/5土の初日は、デザインプロジェクトの概要の説明、ブレインストーミングから親和図法、そしてフィールドワーク、とまずは基礎固め。

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本日の演習の後半は、社会デザイナー坂倉先生による「引き算」。坂倉先生は、三田の家や芝の家の主宰で知られており、最近では、地域活性化の関連で、「地域の居場所」や「ご近所イノベーション」のコンセプト提案も行っています。

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「引き算」は目隠しをするなど、人間の五感のうち一感を引くことで感性を鋭敏にし、自分自身をエスノグラフするデザイン技法です。学生たちは、まず目隠しをして、歩いてみることで、自らの体内に起こった「かすかな変化」を感じとります。

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その後、学生たちは日吉キャンパスの中を、目隠しをして歩いてみました。次第に研ぎ澄まさる感覚が、システム×デザイン思考に必須のオブザベーションへの鋭敏さを養っていきます。学生たちには、その後、「引き算」を自分のテーマで引き続ける1週間を過ごし、自分自身をエスノグラフする宿題が出されました。さて、どんなエスノグラフィが次のDproで学生たちから報告されるのか、少しわくわくしながら待っています。

  1. 2014/04/13(日) 10:33:24|
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