ToshiYasuiBlog

慶應義塾大学大学院システムズデザイン・マネジメント研究科の教員である筆者が、ポストシステム思考・ポストデザイン思考の研究教育のさまざまな試みを自省しつつ、日々の振り返りとして書きつづる

「システム×デザイン思考で公共政策を創る」に学生たちが挑戦しました

今日は、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)の講義のうち、秋学期の「公共政策のイノベーティブデザイン」の最終発表の模様を、やや旧聞に属しますが、ご紹介します。

この科目は、秋学期の隔週の土曜日、2コマ続きです。社会人学生にもとりやすい曜日。春学期にデザインプロジェクトで「システム×デザイン思考」の基礎をしっかり学んだ学生たちが、公共政策づくりの方法論を学び、自分でも創ってみるという科目です。早田先生とわたくしが共同担当した社会システムの講義です。

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履修した学生たちは、半年間学んだ政策づくりの方法論を、自らのテーマで思いっきりプレゼンしたのでした。
捨て猫・捨て犬対策、サッカー場を利用した発電システムの提案、子供の虐待防止SOSのポータル化、地域活性化、待機児童の解消と保育ママの一層の拡充策など、みなの思いがこもったパッションあふれるプレゼンが続きました。


2014年1月の土曜日、システム思考とデザイン思考でみなが創った、思い思いの公共政策を発表するプレゼンテーション大会でした。当科目の成績評価にも直結する大事なプレゼンです。

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審査員は、エッジが立っているといま注目の先生方が手弁当で駆けつけてくださいました。起業のコ・パイロットとして活躍する定金先生。そして、福島で目覚ましい起業を行い、地域づくりの政策にも造詣が深い、石山先生。石山先生は、全国商工会議所連合会の女性起業家大賞を受賞されています。定金先生、石山先生、献身的かつ熱のこもったアドバイスと審査、本当にありがとうございました。

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この日プレゼンした政策は、中にはつたないものもあったかもしれません。しかし、デザイン思考の要諦のひとつ、"fail fast"原則(速く失敗して何度もイノベーションのループを回そう)にのっとって、政策のプロトタイプ(試作品)を創ってみた経験は、今後の慶應SDMの学生たちにとって、決して小さくないはず。

公共政策づくりは、官民のイノベーティブな対話で創り上げていく時代。その方法論を手に、慶應SDMの学生たちたちが旅立った瞬間。そんな気がした日吉キャンパスの土曜日の一日でした。審査員の先生方、共同担当していただいた早田先生、そして何よりも政策づくりプレゼンに参加していただいた履修生のみなさま、本当にありがとうございました。
  1. 2014/04/13(日) 09:04:23|
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