ToshiYasuiBlog

慶應義塾大学大学院システムズデザイン・マネジメント研究科の教員である筆者が、ポストシステム思考・ポストデザイン思考の研究教育のさまざまな試みを自省しつつ、日々の振り返りとして書きつづる

慶應SDM出身の若き起業家たちの夏

お盆休みを利用して、慶應SDMを修了後起業している卒業生のうち2個所を訪問してきました。
一人目は、大手物流メーカーを退職後、慶應SDMの修士課程に入り、2年間システムエンジニアリングをばっちり学び、アプリケーション開発の会社を立ち上げたのでした。

慶應SDM起業家2

神田駅近くのインキュベーションオフィスを訪ねると、夜遅くまで頑張っている様子。当初予定していたスマホアプリより、PCアプリの開発の方がうまくいきつつあるのだとか。わたくしの訪問の目的は地域活性化研究の新たな方法論にもとづくアプリの応用についてでしたが、問題意識がとても近く、話が弾みました。さすが、慶應SDMの卒業生です。お盆はほぼ休み返上でコツコツと頑張っておられました。

慶應SDM起業家1

もう一軒は、この春にオープンしたばかりの、秋葉原駅近くの新しい食品・農業関係スペース「ちゃばら」に入っている起業家たち。自然農法や有機農法などで栽培された、身体によい野菜やはちみつを販売しているのだそうです。彼らは慶應SDMに入学して、「農業の六次産業化」ということばが流行るずいぶん前から、新しい価値を生み出す農業をシステムズ・エンジニアリングの方法論で研究していたのでした。夢が実り、卒業後に起業。お盆休みの日曜日夕方にもかかわらず、お店にはひとが一杯でした。

スタンフォード大学やMITなど、米国の大学・大学院では、起業を目指して頑張る学生が多いのだとか。日本の大学・大学院もようやく起業指向の学生たちが増えたきました。苦労は絶えないとは思いますが、日本のイノベーションの加速のために、彼らにはぜひ頑張ってもらいたい。いきいきとした前向きエネルギーを慶應SDMの卒業生たちからいただいて、彼らの起業の現場をあとにしました。



  1. 2013/08/18(日) 22:35:06|
  2. 身辺雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

贈ろうとして贈れなかったはなむけの言葉

日吉の早春を盛り上げる桜

今日、慶應SDMを修了されるみなさんへ

人生は廻り舞台のようなものだから、舞台が突然くるりと廻って、主役を突然演じる日がくるかも知れない。
スポットライトを浴びて、観衆が固唾を呑んで自分を見ているときに、表現は晴れやかで自然なほうがいい。

だから、だれからも注目されずにいて、不遇と自身を感じても、くさってはなりません。
舞台のすみっこで、一生懸命に主役を勉強しておくといい。

主役がまさかのときに、代役がまわってくるかもしれない。
主役を研究しつくしておくのだ。だから、代役のことを、英語でunderstudyという。
古来、代役から抜擢されたスターは多い。

でも、人生は晴れの日ばかりではないだろう。心が土砂降りの日もあるかもしれない。
そんなときは、もしよかったら、ふらっと訪ねてくれるといい。

遊びにきてくれるだけで十分だ。何も話さなくてもいい。
お茶を用意しておくから。一緒に飲もう。人生にも幕間がある。幕間のお茶も味わい深い。

明日から、ここではない、広々とした舞台があなたたちを待っている。演じるのは即興だ。
では、また。ふただひお会いするのを楽しみに。
ご卒業、本当におめでとう。


年度末で、修了式と祝賀会に出席がかないませんでした。以上が慶應SDMの修士・博士のみなさんで課程を今年修了される方に贈りたかった、わたくしのはなむけの言葉です。修士のみなさんは2年間、博士のみなさんは3年間(+α)、みなさんと一緒に学べたことを誇りに思っています。修了おめでとうございます。
  1. 2013/03/30(土) 06:15:14|
  2. 身辺雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

「日本盛り上げ協会」が産声を上げて一周年です!

日吉の早春を盛り上げる桜

慶應SDMでこの1年間のべ3,000人超にいらしていただいたOpen KiDSをはじめとするシステム×デザイン×マネジメントのイノベーション創造のためのワークショップ。どうやっていこうか、という形に具体的になってきたのが昨年のいまごろ。議論は根源までさかのぼり、結局、何のためにワークショップをやるのか、という熱い議論を何回もかわしました。

求める価値は、日本を、そして世界を盛り上げること。 日本唐揚げ協会さんや、日本ロマンチスト協会さんなどの力強い先達の方々にも学ばせていただき、アイデアは、「日本盛り上げ協会」へ。「日本をアゲアゲに」を合言葉に、「いていですね」「いいね」をワークショップで連発しながら、日本の上げ潮のイノベーションとソーシャルデザインの機運をもりあげてまいりました。

ワークショップを、Open KiDSを、慶應SDMを、日本を、そして世界を盛り上げ初めてはや一年。「もりあげにすと」として、これからシステム×デザイン×マネジメント思考をどんどん盛り上げてまいりたいと思います。

意外な名前の「ずらした」協会の名前は、いろいろとあるようです。たとえは、日本ツインテール協会さんなどのご活動もあるようです。

日吉の早咲き桜も早くもほころび、春の到来を告げています。これからも、日本を盛り上げる「としちゃん」キャラとして、頑張っていきたいと思います。日本盛り上げ協会のアイデアをさらに進化し、「構造シフト」させるご提案も募集中です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

  1. 2013/03/10(日) 08:45:48|
  2. 身辺雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

TED x Tokyo yzに参加して、元気をいただきました。

TEDxTokyo yzでの井口さん

昨日2/2土は、青山で開催されたTED X Tokyo yzに参加してきました。5年前からやっているのだそうですが、中心運営人物のおひとりである井口さんにお誘いを受け、わたくしは初出席。有名な米国西海岸発祥のTEDのグローバルなスピンオフであるTED Xの、さらに東京でのスピンオフのひとつで、TED支持の中心世代であるジェネレーションX世代の次の10~30歳台の若い"Ideas worth spreading"の発掘に主眼があるそうです。素晴らしいプレゼンばかりで、驚きました。みなさん、突き抜けてideaを創造的に考えておられて、素晴らしいです。元気をいただいて、帰路につきました。慶應SDMとしても、このyzを運営したりプレゼンしたりしていらっしゃる若いイノーベションの星たちとさらに連携して、systemic & systematicにopen innovationを推進することに貢献したいと感じました。慶應SDMで井口さんが特別に講義してくださったのがご縁でいただいたこの機会に感謝です。井口さん、本当にありがとうございました。
  1. 2013/02/03(日) 10:03:58|
  2. 身辺雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

「オタクで女の子なモノづくり」が日本のイノベーションを加速する

クールジャパンの会合で大いに盛り上がった話題のひとつに、クールジャパンとは、日本のイノベーション力であり、設計力であり、イノベーションであり、サービス科学である、ということがありました。外資系コンサルで日本の製造業の「草食力」パワーを世界に説いてやまない川口盛之助さんが、編集長の著書「The Makers」などで日本で有名になりましたWiredのインタビューに応じて、おおいに語っています。Wired Interview かつ目すべし、日本の「草食系」デザイン力。それが日本のことづくりであり、競争力の源泉だと思うのです。
  1. 2013/01/28(月) 21:33:43|
  2. 身辺雑記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

最新記事

プロフィール

toshiyasui

Author:toshiyasui
横浜市港北区日吉の大学院でポストシステム思考・ポストデザイン思考のイノベーション研究をしています。社会システムや政策デザインが主な関心です。

facebook

Toshiyuki Yasui

バナーを作成

これまでいらしていただいた方の数

記事のテーマ一覧

テーマ別にご覧になりたい方はここからどうぞ。

研究 (19)
ワークショップ (23)
メディア (1)
身辺雑記 (5)
その他 (2)
未分類 (1)

ソーシャル・アーキテクトの思考部屋へようこそ

慶應SDMの公開ワークショップOpen KiDS

集合知による社会課題のソリューションデザインはとても大事。新しい方法論を知の地平から見つけていたきたいですね

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

CustomRssReader

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR